やってみよう!唾液腺マッサージ♪ 〜知っていますか?唾液の効果とドライマウス予防〜BLOG
2021/03/09
こんにちは!『家族みんなのかかりつけの歯医者さん』小倉南区下曽根のたんぽぽ歯科・矯正歯科の院長の吉用です。
今回は、あまり意識されたことはないかと思いますが、お口の中や歯にとっても大切な唾液についてお話ししたいと思います。
唾液は健康な成人の方であれが、1日に1〜1.5リットルもの量が分泌されているとされています。
その唾液には多くの成分が含まれており、
湿潤作用・粘膜保護・再石灰化・潤滑剤・自浄作用・緩衝能・抗菌作用・消化作用といった様々な大切な役割があります。
ドライマウスって知っていますか?
加齢や病気によって唾液を作る組織(唾液腺)が萎縮して、唾液の量が減り、お口の中が乾燥してしまうことがあり、それをドライマウスと呼びます。
唾液の量が減ってしまうことで、先ほど説明した唾液の効果も併せて減ってしまうのです。すると・・・
・口臭
・虫歯や歯周病の悪化
・飲み込みづらい
・口の中がネバネバする
・舌がヒリヒリする
(ひどい方は夜中に起きてしまう)
・味覚障害
と言った日常生活においても支障をきたしてしまうような症状が現れてしまいます。
ドライマウスの原因と対策
・身体の水分量低下
身体の水分量が低下してくると、唾液の分泌量も一緒に低下してきます。
【対策】適度な水分補給を心がけましょう。
・ストレスや緊張
通常は一時的なものでもありますが、緊張状態やストレス状態が持続的に続いてしまうと、唾液の分泌量も慢性的に減少してしまうこともあります。
【対策】ストレスの原因を除去・リラックスできる趣味を見つけましょう
・過度な飲酒
アルコールを摂取すると、排出しようとする利尿作用が働くため、体内は脱水状態となります。そのため、唾液の分泌量が低下してきます。
【対策】ドライマウスの症状が見られる場合には、アルコールを控えましょう。
・加齢、筋力低下
加齢とともに、唾液分泌量は少しずつ減少してきます。また、口周りの筋力低下に伴い、唾液を分泌させにくくもなります。
【対策】唾液分泌を促す、運動をしましょう(後ほどお話しします)
・薬の副作用として
唾液の量が減ってしまうお薬があります。花粉症などで使用される抗ヒスタミン薬、精神薬、血圧の薬、利尿薬など多く存在しています。
服用しているお薬の種類が多い場合、相乗効果として唾液が減ってきている可能性があります。
【対策】主な病気に対する治療が優先されるため、あまりにドライマウス症状が強い場合には主治医の先生とも相談することも必要かと思います。
・全身疾患との関連
糖尿病やシェーグレン症候群などと言った病気はドライマウス症状が出やすくなります。また、ホルモンバランスの変化も関連するとも言われています。
【対策】原因となる疾患の治療が必要となります。シェーグレン症候群の診断がある場合には、唾液の分泌を促すお薬も存在しています
ドライマウス対策として『唾液腺マッサージ』『舌体操』
●唾液腺マッサージ
唾液腺マッサージとは、唾液が多く分泌される3大唾液腺(耳下腺・顎下腺・舌下腺)を指で刺激することで、唾液分泌を促すマッサージです。
唾液腺マッサージは、唾液分泌が少なくなっている起床時や食前の時間帯を狙って行うとより効果が高まります。
また、お口の中が乾燥しているなと感じた際にも行ってみてください。
●舌体操
唾液の分泌を促すのには、唾液腺マッサージだけでなく、舌の体操も効果的です。
下の図のように①〜④までの運動を実施してみてください。
お口の中に唾液が溜まってくる感覚が得られるのではないでしょうか??
唾液の成分は主に水ではありますが、ただの水ではありません。
先ほどもお話ししたように、唾液には大切な役割がたくさんあり、私たちの健康を保つためにも欠かせないものです。
お口が乾くような感じがする場合があれば、一度実践していただき、改善がみられないようであれば是非ご相談ください。
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家族みんなのかかりつけの歯医者さん
たんぽぽ歯科・矯正歯科
院長:吉用 卓(よしもち たく)
国立大学 長崎大学歯学部出身
福岡県北九州市小倉南区沼本町1丁目10-2
HP:https://www.tanpopo-kokura.jp
TEL:093-475-4182
歯並び 審美 ホワイトニング 親知らずのご相談随時受付。
診療科目:一般歯科 口腔外科 小児歯科 矯正歯科
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