レントゲンを使わず(X線フリー)に虫歯の診断ができる『ダイアグノカム』って??BLOG

2021/07/27

 

こんにちは!『家族みんなのかかりつけの歯医者さん』小倉南区下曽根のたんぽぽ歯科・矯正歯科の院長の吉用です。

賛否は色々あるかと思いますが、東京オリンピックも始まり、日本人のメダルラッシュも期待されるところかと思います。

 

話を戻しまして、今回は『レントゲンを使わずに虫歯の診断ができる「ダイアグノカム」って??』というお話をしたいと思います。

 

私たちたんぽぽ歯科ではむやみやたらにレントゲン写真を撮っておりません。

 

それはレントゲンは放射線を使用せざるを得ないことにあります。どんなに歯科で使用する放射線が少量だとは言え、少量だからといって無害というわけでは決してありません。

詳しくはこちらのブログでお話をしておりますので、ぜひご覧ください。

 

リンク:歯医者で使うレントゲンは身体に影響はないの??

 

ダイアグノカムという機器を初めて聞く方も多いのではないかと思いますが、これはレーザー光を使用して、レントゲンのような撮影を行い虫歯の有無を調べていきます。

 

もともと、私自身ダイアグノデントと呼ばれる削る必要のある虫歯を数値化してくれるものを以前は使用して診断していた時期はありました。

大変有効な機器ではあるのですが、この機器の問題点は結局、歯と歯の間の虫歯の診断が劣るため、レントゲンを使用せざるを得ないことも多いのです。

 

私自身、余計な被曝をさせたくない、でも診断はしっかりと行いたいという想いもあり、ダイアグノカムという機器を導入することを決めました。

 

レントゲンを使わず(X線フリー)に虫歯の診断ができる『ダイアグノカム』って??2

 

ダイアグノカムの特徴

 

被曝の心配がない

先ほどもお話ししましたが、レントゲンはどうしても放射線を使用しないといけないため、被曝という問題が必ず伴います。

また、レントゲンを撮影できるのは、医師・歯科医師・放射線技師という限られた職種でしか行うことができません。

 

このダイアグノカムであれば、放射線をいっさい使用しないため、定期健診で怪しいと判断した担当の歯科衛生士でも簡単に確認を行うことができます。

当院では、穴を開けてきていないエナメル質範囲内の虫歯は積極的には治療を行っておりません。(ただし、定期健診で経過を見させてくれる方に限ります)

つまり様子を見ていくということになるのですが、毎度毎度放射線を使用するわけにはいきません。

ですので、進行していないかを定期的にチェックしていく上で、被曝を起こさせない、担当の衛生士が簡単に確認できるダイアグノカムは大変有効な道具となります。

 

 

レントゲンを使わず(X線フリー)に虫歯の診断ができる『ダイアグノカム』って??3

 

 

レントゲンでは発見できない虫歯を見つけ出せることも

歯医者で通常使用するレントゲンには実は大きな欠点があります。

それは一方向からしか撮影できないことにあります。

顎全体を映し出すレントゲンも、小さなレントゲンも歯を横方向からのみ撮影します。多少ずらして撮影することでわずかに角度を変えることはできます。

しかし、レントゲンの診断で難しくなってくることとして、歯並びの状態によっては隣同士の歯の重なりが強すぎて、歯と歯の間の虫歯の診断が困難になることもあります。

 

ダイアグノカムは噛み合わせ(歯の溝)方向から撮影を行います。

これはレントゲン写真では行うことができない撮影方法になります。

レントゲンだけでは診断が難しい場合にもダイアグノカムを活用していき、より精確な診断に繋げていきます。

 

レントゲンを使わず(X線フリー)に虫歯の診断ができる『ダイアグノカム』って??4

 

歯のヒビ(クラック)を発見できる

歯にヒビが入っていることは、実は決して珍しいものではありません。

実は、虫歯の原因にこのヒビ(専門用語でクラックと言います)が関与しているという説もあります。

実際に歯と歯の間の虫歯を除去していると、ヒビが見られることもあります。(全てに当てはまるわけではありませんし、虫歯により歯が薄くなりクラックが生じた可能性もあります)

 

このクラックは虫歯の原因菌よりも幅が大きいため、注意しておかなければ虫歯を発症してしまう可能性があります。

このクラックは肉眼では非常に見つけ出すことが難しく、白い詰め物をする時に使用する青い光を当ててたまたま見つかることがある程度です。

ダイアグノカムではこのクラックを見つけ出す精度が高く、私自身も重宝しております。

 

クラックが見つかったが、虫歯にはなっていない場合には要注意部位として認識していただき、よりフロス(糸ようじ)での清掃を注意深く行っていただきます。

また、定期健診でダイアグノカムを使用しながら、虫歯になっていないかを確認していきます。

 

レントゲンを使わず(X線フリー)に虫歯の診断ができる『ダイアグノカム』って??5

 

このように、従来の虫歯の検査法とは全く異なる方法で調べることができ、定期健診で一番お口の中を守っていく衛生士さんたちに簡単に調べてもらうことができる有効な方法として、当院ではダイアグノカムを導入しております。

 

ダイアグノカムを使用して検査をしたからといって、追加で費用がかかるわけではありません。

明らかに虫歯の場合ではレントゲンを使用して検査を行いますので、全ての方に行っているわけではありません。

気になる方はぜひご相談ください♪

 

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家族みんなのかかりつけの歯医者さん

たんぽぽ歯科・矯正歯科

院長:吉用 卓(よしもち たく)
国立大学 長崎大学歯学部出身
福岡県北九州市小倉南区沼本町1丁目10-2
HP:https://www.tanpopo-kokura.jp

TEL:093-475-4182

歯並び 審美 ホワイトニング 親知らずのご相談随時受付。
診療科目:一般歯科 口腔外科 小児歯科 矯正歯科

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