完全個室診療室のメリットについてBLOG

2021/07/07

こんにちは!『家族みんなのかかりつけの歯医者さん』小倉南区下曽根のたんぽぽ歯科・矯正歯科の院長の吉用です。

 

今回はたんぽぽ歯科の大きな特徴の1つである、個室診療室についてお話ししたいと思います。

 

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あまり意識されたことのない方も多いかと思いますが、歯医者さんの診療室の構造には大きく分けて4つあります。

 

①完全個室

②半個室

③セミオープン

④オープン

 

それぞれの特徴についてお話ししたいと思います。

 

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①完全個室

その名の通り、1つ1つの診療イスを1つのお部屋に分けていることを言います。

個室診療室というのは、日本ではまだあまり見られないのですが、海外ではごく普通のことなんです。

 

●メリット

・音を制御できる

歯医者さんでは他の患者さんの治療の音や会話の内容が気になりませんか?治療のイスで自分の順番を待っている間は暇ですので、どうしても音に敏感になってしまいます。隣で削っている音、水を吸う機械の音はなんだかドキドキしてしまいます。

また、お隣に座っている方が知り合いの方だったら、なおさら自分のお口の状況は知られたくない方も多いのではないでしょうか?

個室診療室では、普通のお部屋となっていますので、隣の方の目線や会話、音が気になることが大きくなくなります。

 

・お子さま連れ、ベビーカーや車椅子でも安心

小さな診療室ではベビーカーや車椅子が邪魔になってしまうことも多く、邪魔者扱いを受けたりすることもあります。

当院では1つ1つのお部屋を大きく設計しておりますので、そういったこともありません。

また、小さなお子さま連れや兄弟連れでも一緒に入っていただくことができますので、安心できるかと思います。

どうしても完全個室以外の歯医者さんでは、小さなお子さまが泣いたり、大きな声を出してしまうと、他の方の目線や嫌な顔をさせれしまわないか心配になるかと思います。完全個室の場合は普通のお部屋と変わりありませんので、ご安心ください。

 

・エアロゾルによる感染対策になる

昨今の新型コロナウイルス感染症では、小さな目には見えない水が空気中に飛び散り、感染を引き起こす可能性について話題になることもあります。それに対して、色々な歯科医院では口腔外バキュームを使用したりしながら対策を行なっております。

しかし、それでも完全に防ぎ切ることは難しいのですが、完全個室の場合、特に当院では口腔外バキュームに加え、各個室診療室の換気を強く設定していること、各部屋に空気清浄機を設置していることで、目には見えないところまで対策を行なっております。

これはパーテーションなどの仕切りだけでは対策できないことでもありますので、個室診療室の最大のメリットとも言えます。

 

 

 

●デメリット

メリットばかりの個室診療室ではあるのですが、デメリットも存在します。

 

・スタッフが動きにくい、連携を取りにくい

完全に働いているスタッフ側の問題ではあるのですが、スタッフが動きやすい、院長の目線が行き渡りやすいのはオープンタイプの診療室やパーテーションで仕切られているだけの診療室、半個室タイプの診療室です。

しかし、それはスタッフの移動距離が少しだけ大きくなるだけで、患者さまのことを考えると、完全個室に越したことはありません。

また、個室になっていると、声が届かないため、連携が取りづらくなることもデメリットとなります。

そのため、当院ではインカム(トランシーバー)を使用して連携を図っています。

 

・コストがかかる

これも医院側の問題ではありますが、やはり建築コストが大きくなります。また、完全個室の場合、エアコンなどの空調が効きづらくなりますので、運営にもコストがかかります。

 

以上のことからわかるように、完全個室にすることのデメリットは医院側(働く側)にしかありません。

 

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②半個室診療室

半個室タイプの歯医者さんは多くあるかと思います。

半個室タイプとは、患者さまの入り口は別でも、部屋に入ってしまうと中ではスタッフの動線がつながっているような診療室のことを言います。つまり、見た目は個室風なものを言います。

 

 

●メリット

・個室風なのでプライバシーは確保される

個室診療室と同様に隣の方の顔を見られることはありません。

 

・建築コストや空調が少なく、効きやすい

医院側の問題ですが、やはりコストを抑えることができます。空調も全ての治療イスのところに設置しなくても良い場合もあり、空調コストや電気代も抑えることにつながります。

 

・スタッフが動きやすい、連携を取りやすい

個室風ではありますが、中ではスタッフ動線が確保されていますので、完全個室と比べるとスタッフが動きやすく、指示も通りやすくなります。

 

 

 

●デメリット

・音の制御はできない

患者さまの入り口は各治療イスで分かれてはいますが、中では繋がっていますので、治療の音や会話の音というのは聞こえてしまいます。ただ、隣の方の顔が完全には見えませんので、隣の方が誰なのか、どういった表情をしているかはわからないかと思います。

 

・小さなお子さま連れだと少し煙たがれる

どうしても中では繋がっていますので、赤ちゃんの泣き声や大きな声を出してしまったり、うろちょろとしてしまうと、個室と異なり制御ができません。そのため、お母さんたちが気をつかってしまうことにつながります。

また、スタッフによっては泣き声や、小さなお子さまがうろちょろしてしまうことを煙たがってしまう方もいらっしゃるかと思います。

 

・エアロゾル対策が完全にはできない

完全個室ではないため、目には見えないエアロゾルは防ぎきれない可能性が少し高まってしまいます。

 

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③セミオープンタイプの診療室

ほとんどの歯医者さんがこのタイプかと思います。大きな診療室で、各治療イスがパーテーション(壁)だけで仕切られているものになります。

 

●メリット

・建築コスト、空調が抑えられる

これは半個室でもお話しした内容と同様になります。

 

・指示や連携や通りやすい

半個室よりもスタッフ側からすると連携しやすくなります。

 

 

 

●デメリット

・音の制御は不能

隣の方が丸見えというわけではありませんが、診療室に入った時には、別の方が治療している様子が見えますし、会話もほぼ丸聞こえです。

 

・プライバシーの確保は不十分

隣の治療の様子は丸見えではなくてもなんとなくわかりますし、隣に誰が座っているかはなんとなくわかります。多くの医院では治療のイスとイス同士の間隔が狭いため、会話の内容がよくわかります。

 

・子連れでは通いにくい

大変お利口さんなお子さまであれば問題ないかと思いますが、各仕切りが狭いため、待ってもらうスペースがなかったり、スペースがあったとしても、動き回ったり、泣いたり、大きな声を出してしまうと、スタッフや他の患者さまの視線や表情が大変気になるかと思います。

 

・ベビーカーや車椅子での通院が難しいことも

狭い診療室が多いため、ベビーカーや車椅子が通りにくいこともよくあります。特に足腰の悪い方が治療イスに移る際には狭く困難になることもあります。

 

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④オープンタイプの診療室

仕切りも無く、大きな部屋に治療イスがズラっと並んだ診療室です。

 

●メリット

・周りの状況がはっきりとわかる

仕切りも無ければ、視界を遮るものがないため、スタッフ側からすると周囲の治療状況や説明している内容もわかり、連携や指示が行いやすい。

 

・建築コストが最も安い

 

 

 

●デメリット

・プライバシーの確保ができない

丸見え、さらに周囲の方の会話内容や表情まで見えてしまいます。

 

・音の制御不能

音を制御する仕切りもないため、治療の音や会話も丸聞こえとなります。

 

・子連れは大変

かなりお利口さんでなければ、周囲の方に迷惑をお掛けしてしまう可能性が高まります。

 

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以上のように、完全個室の場合、患者さまのメリットが大きく、スタッ側のデメリットが大きくなります。

逆に、オープンやセミオープンに近づくにつれ、スタッフ側のメリットが大きく、患者さま側のデメリットが大きくなります。

 

 

このようなことから、当院では患者さまの利点が大きい完全個室を採用しております。

皆様が安心して、またどのような家族構成であったり、足腰の問題がある方にも通いやすい設備環境を整えております。

何か不明な点がございましたら、遠慮なくご相談ください。

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家族みんなのかかりつけの歯医者さん

たんぽぽ歯科・矯正歯科

院長:吉用 卓(よしもち たく)
国立大学 長崎大学歯学部出身
福岡県北九州市小倉南区沼本町1丁目10-2
HP:https://www.tanpopo-kokura.jp

TEL:093-475-4182

歯並び 審美 ホワイトニング 親知らずのご相談随時受付。
診療科目:一般歯科 口腔外科 小児歯科 矯正歯科

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