子どもの定期検診(メインテナンス)って何をするの?BLOG

2020/12/31

子どもの定期検診(メインテナンス)って何をするの?1

こんにちは!『家族みんなのかかりつけの歯医者さん』小倉南区下曽根のたんぽぽ歯科・矯正歯科の院長の吉用です。

 

『子どもは虫歯になって欲しくない』

 

そうお考えになるご家族の方は多いかと思います。

当院ではそのような想いを全力でサポートしております。

 

 

お子さまの定期検診の行う目的をお話ししたいと思います。

①虫歯の発生の有無の確認

②歯磨き状態の確認

③栄養指導(特に糖分の摂取に関して)

④歯並びの変化、悪化の可能性のあるクセなど早期発見

⑤徹底的な清掃

⑥必要がある場合、シーラント処置

⑦フッ素塗布

⑧お子さまと私たちとの信頼関係の構築

 

これらのことを私たちは行っております。

それぞれをお話ししたいと思います。

 

 



 

 

①虫歯の発生の有無の確認

 

乳歯の虫歯には永久歯の虫歯と異なる特徴があります。

①進行が早い 

②歯と歯の間で大きくなる 

③広い範囲に移りやすい

 

 

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こう言った特徴があり、さらに②で示した虫歯の特徴の、歯と歯の間で大きくなるということが大変厄介なのです。

歯と歯の間の虫歯は見えない部分で少しずつ進行が始まります。次第に歯が薄くなり、突然大きな穴が開いてしまうことになることも多いのです。

 

 

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仕上げ磨きをしっかりとしているから大丈夫!と思っていても、歯と歯の間の初期のうちは私たちでも見抜くことが大変困難であり、さらに仕上げ磨きの環境ではお口の

中は暗く、虫歯があるか見極めることが大変困難となります。

 

 

さらに永久歯と比較すると乳歯は神経の部屋が大きく、その分歯の厚みは薄くなっています。

 

歯と歯の間の虫歯が気がつかない間に進行して、穴が開いて気がついた時には神経に侵入していた、あるいは神経のすぐ近くにまで進行していたということがよくあります。

 

 

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このような事態を避けるためには歯医者で定期的にお口の中を観察していかなければなかなか見抜くことが困難となります。

 

 

②歯磨き状態の確認

歯の汚れは白いため、一見キレイに見えていても実は汚れがビッシリ・・・ということもよくあります。当院の定期検診では汚れに色を付けて実際に確認していただきます。

 

『仕上げ磨きしたのに・・・』

『本人に歯磨き任せっぱなしにしていて・・・』

 

という声をよく聞きます。決して恥ずかしがる必要はありません。

お子さまに歯磨きの意識を上げてもらう、仕上げ磨きで汚れを取り残してしまっている場所を認識してもらうことが大変重要となります。

 

その後、実際に歯磨きをしてもらいながら、歯磨きの方法やフロス(糸ようじ)の使用方法等に問題がないか確認をしていきます。

 

小さい頃から適切な歯磨きが身についておくと、成人になってからも習慣化しており、将来的な歯周病予防にもつながります。

 

 

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③栄養指導(特に糖分の摂取に関して)

虫歯になるには

 

『虫歯の菌+糖分+歯や唾液、歯並び+糖分摂取の時間』

 

がそれぞれ関与します。虫歯予防には糖分が大きく関与してきます。そのため、おやつ・飲み物の種類・摂取時間等を聞きながら、アドバイスしております。

 

 

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④歯並びの変化、悪化の可能性のあるクセなど早期発見

この写真での歯並びが将来永久歯に生え変わった際にどうなるか予測できるでしょうか?

また、歯並びは力の影響を受けるため、舌のくせや唇のクセ、寝ている際の姿勢など様々な歯並びを悪化する可能性のあるクセが存在します。

 

そう言った歯並びの予測や歯並び悪化の可能性を早期発見し、改善策をアドバイスさせていただき、正常な顎の発達を促すようサポートしております。

また、矯正治療の種類によってはタイミングが重要な場合もあるため、歯並びを気にされている場合、適切な時期に矯正治療のご案内も行うことができます。

 

 

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⑤徹底的な清掃

成人の方の定期検診と共通するものではありますが、汚れが蓄積してくると歯の表面にこびりつき(バイオフィルム)、歯ブラシでは簡単に落とせなくなります。これを専用のブラシで徹底的に落とすことで、虫歯や歯茎の腫れから守ります。

 

 

⑥必要がある場合、シーラント処置

シーラントの項目で詳しくお話をしますが、虫歯の起こりやすい部位に奥歯の溝があります。

この深い溝を虫歯になる前にあらかじめ埋めておき、虫歯になりにくい環境を作っていきます。

 

シーラントはお子さまの協力度が大変重要となります。

ある程度歯医者さんのイスにも慣れて、お口をしっかりと開けてくれ、協力的なお子さまには積極的に行なっております。

逆に、なかなかお口を開けてくれない、開けてもすぐに閉じてしまう、ジッとしていられないなどの状況であると、シーラントを行うことを見送る場合があります。

 

⑦フッ素塗布

虫歯予防には歯磨き、糖分のコントロール、フッ素になります。

日頃の歯磨き粉にも多くの製品には低濃度のフッ素が含まれております。

3ヶ月~半年に1度程度、定期的に歯科医院のみで塗ることができる高い濃度のフッ素を塗布することで、虫歯に強い歯を作りましょう。

 

 

⑧お子さまと私たちとの信頼関係の構築と歯医者さんのイメージが良くなる

お子さまの定期検診を続けていくことで、虫歯予防や将来の歯周病予防にも効果があります。しかし、さらなる効果として、私たちとの信頼関係が強くなります。

 

特に小さなお子さまの虫歯の治療は信頼関係が強くなくては上手くいかないことが大変多くなります。信頼関係ができていない状態で無理やり治療しようものなら、トラウマとなり何年経っても歯医者が嫌い、治療もさせてくれない、永久歯も虫歯という悪循環に陥ってしまいます。

 

小さなうちから定期検診に通ってくれているお子さまは、万が一虫歯になってしまっても、信頼関係が強く構築できていますので、治療も大変スムーズに、怖がらず行うことができます。

 

さらに、定期検診では痛くならないように、虫歯にならないように行くということが大きな目的となることが多いと思います。歯医者で削られる、痛い思いをするということがないため、歯医者さんに対するイメージが大変良く、ニコニコして通ってくれるお子さまが多くなります。

 

小さなうちから定期検診で健康なお口を守り続けることは、永久歯になっても健康なお口を保つことができます。

 

そして、それが一生自分の歯で食べ続けることができるためにも大変重要なものとなります。

 

お子さまの一生ものである大切な歯を守るためにも、私たちは定期的な検診をオススメしております。

 

 

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家族みんなのかかりつけの歯医者さん

たんぽぽ歯科・矯正歯科

院長:吉用 卓(よしもち たく)
国立大学 長崎大学歯学部出身
福岡県北九州市小倉南区沼本町1丁目10-2
HP:https://www.tanpopo-kokura.jp

TEL:093-475-4182

歯並び 審美 ホワイトニング 親知らずのご相談随時受付。
診療科目:一般歯科 口腔外科 小児歯科 矯正歯科

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