定期検診(メインテナンス)って何をするの?BLOG

2020/12/31

定期検診(メインテナンス)って何をするの?1

こんにちは!『家族みんなのかかりつけの歯医者さん』小倉南区下曽根のたんぽぽ歯科・矯正歯科の院長の吉用です。

 

 

『定期検診はどうされますか??オススメします』

 

と今まで歯医者で言われたことがある人も多いのではないかと思います。虫歯も治ったし、定期検診はいいでしょ!と言ってしばらく歯医者に行っていない人も多くいるかと思います。

 

今回は、歯医者での定期検診の必要性、定期検診では何をするのかというお話をさせていただき、少しでも定期検診に行こうかなと思っていただけるきっかけになってもらえたら嬉しく思います。

 

お子さまの定期検診に関しては『こちらのページ』をご覧ください。

 


 

 

●歯を失って歯の大切さに気付いて欲しくない

歯は一生ものですが、残念ながら虫歯で崩壊してしまっている場合、歯周病の進行により周囲の歯に悪影響を及ぼしている場合、抜歯せざるを得ない場合もあるのも事実です。

そして、抜歯してから、過去を反省・後悔されている方を多くみてきました。私としても同じ想いをしてもらいたくないため、定期検診の受診をオススメしております。

 

 

●歯を失う原因はほとんどが虫歯と歯周病

残念ながら歯を抜くことになる場合がありますが、様々なことが原因として考えられます。歯が折れた、事故により歯を残せない状態となっている、矯正治療のために抜くなどもありますが、歯を抜くことになるその原因のほとんどが虫歯と歯周病によるものです。

もっと細かく言うと、虫歯よりも歯周病の方が原因となって歯を抜くことになる方が多いのです。

 

 

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●歯周病にならない、進行させない

歯周病は生活習慣病の1つとされており、高血圧・糖尿病・高脂血症・痛風などと同じように初期のうちは自覚症状がなく、自覚症状が出た時には進行していることが多いことが特徴となっています。

歯周病があるのか、歯周病が進行していないかは自分ではわからないため、定期的に検診を行いながら確認していくことで、早期発見・早期治療を行うことが可能となっています。

 

また、歯周病は汚れの中に含まれる歯周病菌が大きな原因となります。

もちろん、日頃の歯磨きで汚れを落とすことが大切ですが、歯の構造が複雑なため、歯ブラシだけで完全に落としきることは歯科医師ですら困難です。これを定期検診のたびに徹底的に除去することで、歯周病の発生や進行を予防させていきます。

 

また、歯石が付着しているようであれば、歯周病を悪化させてしまう要因となります。歯磨きでは絶対に除去できないため、定期検診のたびに除去していきます。

 

●虫歯の早期発見

虫歯は自然に治ることがないと言う概念がいまだに強く根付いています。しかし、実際にはそうではありません。エナメル質の範囲内のみの虫歯や表面が白くなっているのみなど状況に応じて、治療の必要のないもの、自然に回復する可能性のある虫歯があります。

ただ、そのような場合、その部位やリスク、危険度をしっかりと説明の上、様子を見ていくようになります。

しかし、残念ながら回復することが難しいような状態であれば、治療をオススメします。定期検診を続けている方は、早い段階で治療ができるため、最小限の削る量で簡単な処置で終わる場合が多くなります。

症状が出たときだけ受診されると、虫歯が大きくなった状態となっていることも多く、削る量が多くなり、大きな詰め物や被せ物が必要になる場合もあります。

 

 

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●バイオフィルムを除去する

バイオフィルムという言葉を初めて耳にする方も多いかと思います。歯は大変複雑な構造のため、歯磨きで完全に汚れを取り除くことは不可能となります。

お口の中には3、400種類もの細菌が存在しており、歯磨きで取りきれなかった場所には細菌が増殖して、お風呂場や台所のぬめりのように、ネバネバとしたバイオフィルムという膜を作り出します。

1度、歯医者でピカピカにお掃除をしても、3ヶ月程度経過すると新たにバイオフィルムを形成してきます。

 

歯医者でお掃除をしたことのある方ならわかると思うのですが、歯医者でのお掃除後は普通の歯磨きでは得られないような歯の表面がツルっとした感覚となります。これは歯の表面に存在するバイオフィルムが除去されたことによるものです。

バイオフィルムは通常の歯磨きでは簡単には落とすことができず、このバイオフィルム内で虫歯や歯周病を引き起こしてきます。

 

私たちは誰にでもわかるように『歯のお掃除をしますね~』とお伝えしていますが、本当は通常の歯磨きでは落としきれない、バイオフィルムの破壊、歯石の除去が目的となっています。

 

定期検診による虫歯予防

①虫歯になったことのない歯を虫歯にさせないため、バイオフィルムの除去

②虫歯になりそうな部位があれば知っていただき、ブラッシングの指導

③治療している部位の汚れを除去

④フッ素塗布による歯の強化、虫歯菌の活動性低下、増殖防止

 

 

定期検診による歯周病予防

①歯周病を引き起こす、悪化させるバイオフィルムの除去

②歯周病を悪化させる要因となる歯石の除去

③随時変化する歯周病の有無や場所の確認

④歯磨きの弱点となっている部位の確認とブラッシングの指導

 

また、定期検診で歯のメインテナンスを受けている方は受けていない方と比較して残っている歯の本数は大きく差があることが報告されています。

 

定年後のセカンドライフを不自由なく何でも食べられる生活と、歯の本数が少なく食事の形や硬さを気にして過ごす生活のどちらが良いでしょうか?

 

 

私たちは美味しく、何でも食べられる健康なお口を目指し、治療を行います。ただ、それだけではなく、健康なお口になってからも維持できるよう全力でサポートさせていただきます。

 

『痛くなった時に行く歯医者』ではなく、『痛くならないように行く歯医者』

 

という考え方を持っていただけると嬉しく思います。

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家族みんなのかかりつけの歯医者さん

たんぽぽ歯科・矯正歯科

院長:吉用 卓(よしもち たく)
国立大学 長崎大学歯学部出身
福岡県北九州市小倉南区沼本町1丁目10-2
HP:https://www.tanpopo-kokura.jp

TEL:093-475-4182

歯並び 審美 ホワイトニング 親知らずのご相談随時受付。
診療科目:一般歯科 口腔外科 小児歯科 矯正歯科

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