神経が死んで歯が黒くなったBLOG
2021/01/19
こんにちは！『家族みんなのかかりつけの歯医者さん』小倉南区下曽根のたんぽぽ歯科・矯正歯科の院長の吉用です。
歯が１本だけ、他の歯と比べて黒ずみ、気になっていませんか？それが前歯だったりすると、見た目に直結してしまい、思いっきり笑うこともためらってしまいますね。
●１本だけ黒く変色してしまった原因
・歯の神経（歯髄）が死んでしまった
歯の神経をとった記憶がない場合、自然と神経が死んでしまっている可能性が高くなっています。歯の神経が死んでしまう（失活）理由として、様々なものがあります。
①虫歯が進行しており、歯の神経に及んでいる
②歯をぶつけたなどで、歯の根っこ（歯根）の先から入る神経や血管が切れてしまっている
③乳歯に多いのですが、歯をぶつけた後、歯の内部で内出血を起こした→この場合、自然と消えることも多くあります。
・歯の神経をとったことがある
過去に神経を抜いたことがある場合、少しずつ変色してくることがあります。
・歯並びが悪く、その歯の着色（ステイン）が強く付いている
●1本だけ黒くなった歯を白くする『ウォーキングブリーチ』
ホワイトニングの１種で、『ウォーキングブリーチ』と呼ばれています。ウォーキングブリーチは神経がない歯を対象として行われ、歯の内部に歯を白くする薬剤を入れ、１～２週間に１度受診していただき、白くなるまで薬剤を交換していきます。
使用する薬剤は過酸化水素と過ホウ酸ナトリウムで、ペースト状にして使用していきます。歯の内部から白くさせるため、大きく黒ずんでしまった歯でも白くさせることが可能となります。
●ウォーキングブリーチの手順
①まずは、白くしたい歯の状態を確認していきます。歯の根っこの治療（根管治療）が不十分であったり、病気がある場合はそちらの治療を優先させる必要があります。
②根っこの治療後の穴を利用し、薬剤を歯の内部に入れます。蓋をしておき、１～２週間に１度来院していただき、他の歯の白さに近づいてきているか確認していきます。
③目標の白さに到達できれば、裏側の穴を埋めて終了になります。
3回程度で希望の白さに近づくことが多いですが、変色が強い場合、４～５回程度かかることもあります。白くなるスピード・効果には個人差があります。
●対象とならない場合
・残っている歯に十分な健康な厚みがある：虫歯がある場合、注意が必要になります
・かみ合わせに問題がない
●ウォーキングブリーチの最大の特徴：歯をほとんど削らない
歯の神経の治療の際に行った穴を利用し、薬剤を置くことで白くしていく治療になります。そのため、歯の削る量は最小限で済みます。その上、かぶせ物で白くしていく場合と異なり、歯の表面を削る必要性が一切ありません。
●ウォーキングブリーチの注意点
・色戻り：白さは一生持続するわけではありません。歯の内部に入れる材料の経年的な変色や着色、汚染などにより少しずつ色が戻る可能性があります。
・色合い：周囲の歯と全く同じ色になるわけではありません。歯の色は大変細かく、歯が白くなっても内部に人工の材料で埋めるため、歯の透明度も異なります。色を細かく再現したい、隣の歯と見た目もできる限り一緒にしたいと考える場合には、ウォーキングブリーチ以外での方法を考える必要があります。（かぶせ物等）
・痛み：まれに内部で薬剤による圧力が高まることで、痛みを感じる場合があります。
・強度の低下：薬剤を入れている期間は特に内部が空洞となっているため、かみ合わせが強く当たる部位は割れやすくなる可能性があります。
・変色の程度が強い場合、ご希望の白さに到達できないこともあります。
・歯の見える側に白い詰め物がされている場合、ウォーキングブリーチ後、歯の色は白くなりますが、詰め物の色は変わりません。そのため、詰め物の色が合わなくなることがあり、その部分の詰め物もやり直しが必要になる場合があります。
●治療費：1歯あたり
1回3,000円（＋消費税）
※保険適用外となります。
何か不明な点や希望される場合は、お気軽にお問い合わせください。
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家族みんなのかかりつけの歯医者さん
たんぽぽ歯科・矯正歯科
院長：吉用 卓（よしもち たく）
国立大学 長崎大学歯学部出身
福岡県北九州市小倉南区沼本町1丁目10－2
HP：https://www.tanpopo-kokura.jp
TEL:093-475-4182
歯並び 審美 ホワイトニング 親知らずのご相談随時受付。
診療科目：一般歯科 口腔外科 小児歯科 矯正歯科
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