小児歯科治療におけるシーラントの大切さについて☆BLOG

2021/09/03

こんにちは!『家族みんなのかかりつけの歯医者さん』小倉南区下曽根のたんぽぽ歯科・矯正歯科の院長の吉用です。

 
今回は乳歯から永久歯に変わっていくお子さまの虫歯予防・治療である小児歯科治療のうち『シーラント』についてその特徴やメリットなどを踏まえてお話ししたいと思います。
 
『シーラント』と言う言葉を聞いたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
 
「虫歯予防にはシーラントをした方がいいですよ〜」と言われて、よく分からないまま、お子さまのシーラントを受けたこともあるのではないかと思います。
 
 
 

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●シーラントってなに??

シーラントとは、虫歯になりやすい場所の1つである奥歯の溝に対して、歯を削ることなく、流れの良いプラスチックの樹脂を流し込み、溝を浅くすることで虫歯になりにくく予防する治療のことです。

 

●シーラントを行った方が良い歯の特徴

・乳歯の奥歯

乳歯の奥歯は永久歯と異なる複雑な形をしています。また、おやつやジュースを摂取する機会も多い時期でもあるため、シーラントを行うことで予防効果が発揮されます。

 

・生えたての永久歯

生えたばかりの永久歯は溝が大変深くなっています。

通常、年齢を重ねるにつれ少しずつ奥歯の山はすり減って行きます。山がすり減るにつれ、溝も浅くなるため、溝の虫歯リスクは減っていきます。

しかし、生えたての頃は奥歯の山も高く、溝もその分深くなっており、大変虫歯リスクの高い部位となっています。

また、生えたての永久歯は柔らかく、虫歯菌の出す酸に対して溶け出しやすいと言う特徴もあります。

シーラントを行うことで、溝における虫歯の予防効果が高まります。

 

小児歯科治療におけるシーラントの大切さについて☆3

 

●シーラントの流れ

①歯のお掃除

歯の汚れ、特にシーラントの行う予定の溝に汚れ(プラーク)が付着したままだと、シーラントは取れやすくなってしまいます。

当院では専用の器具でお掃除をしっかりと行います。

 

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②薬品で歯の処理

シーラントがしっかりとくっつくように、薬品で処理を行います。

 

③シーラントを溝に流し込む

シーラント剤を隙間なく流し込み、光を当てて固めます。

固まったことを確認し、噛み合わせに問題ないことを確認したら終わりです!

 

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●シーラントの注意点

・シーラントだけでは虫歯を防ぎきることはできない

シーラントはあくまで虫歯になりやすい部位の1つである溝の虫歯予防効果しかありません。

しかし、虫歯になりやすい部位には歯と歯の間や歯茎との境目があります。つまり、シーラントをしたら虫歯にならないわけではありませんのでご注意ください。

 

・取れてしまうことがある

シーラントの部分で直接噛み合わないように行ったり、噛み合わせの調整を行っておりますが、硬いものを噛んだり、歯ぎしりなどにより欠けたり、取れたりすることがあります。

シーラントを行った後も、検診で定期的にシーラントが取れていないかチェックする必要がありますし、取れたところは再度シーラントを行うことが可能となっております。

 

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虫歯の予防の根底には細菌(プラーク)の存在と虫歯の栄養源となる砂糖があります。

先ほどもお話ししましたが、シーラントによる虫歯予防効果は100%ではありません

シーラントをしても、汚れが溜まっていたり、砂糖の摂取環境に問題があると虫歯になってしまいます。

詳しくはこちらのブログでお話ししておりますので、ぜひご覧ください。

 

リンク:虫歯の原因となる砂糖について

 

シーラントについて詳しく聞きたい、シーラントをしてみたいという方はぜひご相談ください。

 

 

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家族みんなのかかりつけの歯医者さん

たんぽぽ歯科・矯正歯科

院長:吉用 卓(よしもち たく)
国立大学 長崎大学歯学部出身
福岡県北九州市小倉南区沼本町1丁目10-2
HP:https://www.tanpopo-kokura.jp

TEL:093-475-4182

歯並び 審美 ホワイトニング 親知らずのご相談随時受付。
診療科目:一般歯科 口腔外科 小児歯科 矯正歯科

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