乳歯がグラグラ・・・自分で無理に抜いても大丈夫??BLOG

2022/09/01

こんにちは!『家族みんなのかかりつけの歯医者さん』小倉南区下曽根のたんぽぽ歯科・矯正歯科の院長の吉用です。

 

今回は

乳歯がグラグラ・・・自分で無理に抜いても大丈夫??

という内容でお話ししたいと思います。

 

 

乳歯から永久歯への生え変わりは誰もが経験するものでもあり、

ご家族の方は綺麗に抜けて生え変わってくれるか、飲み込んでしまわないか心配になります。

 

そこで、ふと頭によぎるのが、

『明日も学校だし、自分で抜いてしまおうかなぁ〜?』

ではないでしょうか??

今回は、そんな自分で抜いても大丈夫なのか、歯医者に連れていくべきなのかという内容で解説していきたいと思います。

 

 



 

 

●自分やご家族の方でも抜いていいような乳歯とは

 

いつ抜けてもおかしくない位にグラグラしており、かろうじて歯茎とくっついているような状態となっている場合、ご自宅で抜歯してもらうことも可能だと考えてください。

 

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●歯医者で抜いてもらった方が良い乳歯とは

 

①虫歯になっている乳歯

虫歯の程度にもよりますが、もろくなっていることも多く、無理に抜こうとした場合、かけらが残ってしまう可能性があります。

 

②乳歯が割れている場合

乳歯の生え変わりが近づいてくると、歯が薄くなり、何かのきっかけに割れてしまっている場合もあります。

その場合、抜けたつもりでもかけらが残ってしまっている場合があります。

 

③次の永久歯が変な位置から生えてこようとしている

上手く乳歯を溶かすことができず、永久歯が変な方向に生えようとしている場合があります。

永久歯が生えようとしている部分に何か障害物(過剰歯や歯牙種など)が存在している可能性や歯並びへの影響の可能性も出てくるため、歯科医院でしっかりと診てもらう必要があります。

 

④乳歯の下の歯茎が腫れている

乳歯の下に膿が溜まっている可能性もあり、抜歯の際に膿を適切に処理をする必要がありますので、歯科医院での対応が必要となります。

 

⑤歯がグラグラするのが明らかに早すぎる場合

下のレントゲン写真の矢印の部分は、本来だともっと奥から生えるべき永久歯が、手前の乳歯に食い込むように生えてきてしまっています。

 

乳歯がグラグラ・・・自分で無理に抜いても大丈夫??3

 

このような状態となると、乳歯の根っこが無くなり、グラグラと動き始めてきます。

このレントゲンのお子さまは7歳ですが、本来だとグラグラする乳歯は10歳頃に抜けることが多い歯になります。

早く抜けてしまうと、歯並びへの影響が出てきますので、異常に早い生え変わりは、何か問題を抱えている場合が多いため、早めに歯科医院受診をオススメします。

平均的な生え変わりの時期を下の図から参考にしていただけたらと思います。

 

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●抜歯の方法

 

抜こうとしてもなかなか抜けず、何度も引っ張ってしまうと、痛みが増してお子さまのストレスとなってしまいます。

最もストレス・痛みのない方法は自然と抜け落ちてしまうことです。

 

ただ、抜けそうで抜けない、食事も痛くて食べれないという状態である場合、抜いてもらっても構わないかと思います。

ただし、無理やり抜こうとするのはオススメできません。

 

痛みなく抜歯する方法は、自然に早く抜けるように指や舌で少しずつ揺らしていってもらい、数日かけてよりグラグラさせていくことがオススメです。

もう抜けそうとなったら、自然に抜けるのを待つか、石鹸で綺麗にした指でサッと引っ張ってあげると簡単に抜けてくれます。

抜けた後は出血してしまいますので、清潔なガーゼなどを小さく丸め、抜けたところを圧迫させるように噛んでもらい、5分程度すると止血してくれるかと思います。

 

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●抜いた後、このような場合は歯医者さんへ相談しましょう

 

①かけらが残っているような気がする

かけらが残っているか心配な場合には遠慮なく相談してください。

かけらが残ったままになっていると、汚れが溜まりやすくなるため、感染を起こしやすくなる、あるいは永久歯が生えてこようとするときに邪魔になってしまうなどの可能性があります。

かけらが残ってしまった場合には歯科医院でかけらを除去していただく必要があります。

 

②抜けた後、半年以上経過してもその次の永久歯が生えてこない

このような場合、次に生えてくるべき永久歯が無い場合やどこかに永久歯が引っかかってしまっている可能性があります。

歯並びへの影響も出てしまうため、歯科医院で診断をしていただく必要があります。

 

③血が止まる気配がない

通常、グラグラな乳歯が抜けただけでは5分程度もすれば止血してきます。

しかし、血が止まる血液の成分に異常がある場合や、傷の状態が悪い場合にはなかなか止血しないこともあります。

そのような場合には遠慮なく歯科医院への相談と早めの受診が必要となります。

 

④抜けた隣の歯に虫歯が見つかった

これもよくあることですが、抜けた乳歯の隣の歯に小さな虫歯が発見されることがあります。

隣の歯が乳歯で、これもグラグラして生え変わりが近いようであれば問題はありませんが、永久歯だと進行させるわけにはいきませんので、早めの治療をオススメします。

 

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決して無理に抜こうとはせずに、心配な場合には遠慮なくご相談ください。

 

 

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家族みんなのかかりつけの歯医者さん

たんぽぽ歯科・矯正歯科

院長:吉用 卓(よしもち たく)
国立大学 長崎大学歯学部出身
福岡県北九州市小倉南区沼本町1丁目10-2
HP:https://www.tanpopo-kokura.jp

TEL:093-475-4182

歯並び 審美 ホワイトニング 親知らずのご相談随時受付。
診療科目:一般歯科 口腔外科 小児歯科 矯正歯科

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