【インプラント】「骨が足りない」と言われた方へ|骨造成(GBR・サイナスリフト)とは?費用・期間と当院の症例BLOG

2026/10/26

【インプラント】「骨が足りない」と言われた方へ|骨造成(GBR・サイナスリフト)とは?費用・期間と当院の症例1

こんにちは。北九州市小倉南区のたんぽぽ歯科・矯正歯科、院長の吉用 卓(よしもち たく)です。

インプラントのご相談にいらした方から、こんなお話を伺うことがあります。

「ほかの歯医者で、骨が足りないからインプラントは難しいと言われました」

「骨が少なくても、インプラントはできるんですか?」

インプラントは、顎の骨に人工の歯の根を埋め込む治療です。そのため、骨の量が足りないと、そのままではインプラントを支えられないことがあります。

ただ、骨が足りない場合でも、骨を増やす処置(骨造成)を行うことで、インプラント治療ができるようになることがあります。本記事では、骨が足りなくなる理由と、骨を補う方法、そして当院での実際の症例をご紹介します。

目次

  1. なぜ骨が足りなくなるの?
  2. GBR(骨誘導再生法)とは
  3. サイナスリフトとは
  4. 抜歯のときに骨を守る「ソケットプリザベーション」
  5. 【症例1】ソケットプリザベーションからインプラントへ
  6. 【症例2】GBRで骨を補ってインプラントへ
  7. 骨造成の費用・期間・リスク
  8. まとめ

 

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1. なぜ骨が足りなくなるの?

 

歯を支えている顎の骨は、噛むときの刺激を受けることで、その形を保っています。歯を失うと、その部分には噛む刺激が伝わらなくなるため、骨は少しずつ痩せていきます。

骨が足りなくなる主な原因は、次のようなものです。

  • 歯を失ってから時間がたっている:抜歯した後、骨の高さや幅が少しずつ減っていきます。
  • 歯周病:歯周病は、歯を支える骨を溶かしていく病気です。重い歯周病で歯を失った場合、すでに骨が少なくなっていることがあります。
  • 歯の根の病気:根の先に膿がたまる病気などで、周りの骨が溶けていることがあります。
  • 上あごの奥歯:もともと、鼻の横にある空洞(上顎洞)までの骨が薄いことがあります。

 

当院では、インプラント治療を受けるすべての方にCT撮影を行い、骨の高さ・厚み・硬さを立体的に確認しています。そのうえで、骨を増やす処置が必要かどうかを判断します。

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2. GBR(骨誘導再生法)とは

 

GBR(骨誘導再生法)は、骨の幅や高さが足りない部分に、骨の材料(骨補填材)を入れて、骨の再生を促す処置です。

骨の材料を入れた上から、メンブレンと呼ばれる膜で覆います。膜で覆うことで、歯ぐきが入り込むのを防ぎ、骨ができるためのスペースを守ります。

GBRは、インプラントを埋め込む手術と同時に行う場合と、先にGBRを行って骨ができてからインプラントを埋め込む場合があります。骨の状態によっては、骨ができるまで6ヶ月ほど待つ必要があることもあります。

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3. サイナスリフトとは

 

上あごの奥歯の上には、上顎洞(じょうがくどう)という、鼻の横につながる空洞があります。上あごの奥歯を失うと、この空洞までの骨が薄くなり、インプラントを埋め込むのに必要な骨の高さが足りないことがあります。

サイナスリフトは、上顎洞の底にある膜を持ち上げ、そのすき間に骨の材料を入れて、骨の高さを補う処置です。

CTで骨の高さを詳しく確認し、必要な場合にだけ行います。

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4. 抜歯のときに骨を守る「ソケットプリザベーション」

 

抜歯をした後の穴(ソケット)は、そのままにしておくと、治っていく過程で骨が痩せやすくなります。

ソケットプリザベーションは、抜歯と同時に、抜いた穴に骨の材料を入れて人工の膜で覆い、骨が痩せるのを抑える処置です。将来インプラントを考えている歯を抜く場合などに、骨の形を保ちやすくすることができます。

ただし、ソケットプリザベーションをしても、骨が完全に保たれるとは限りません。インプラントを埋め込むときに骨が足りない場合は、GBRを併用することがあります。

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5. 【症例1】ソケットプリザベーションからインプラントへ

 

右下の奥歯が「何もしなくても痛い」とご来院された方の症例です。

右下の奥歯は、根の先の病気と重い歯周病で骨の吸収が進み始めており、痛みも出てきていたため、残念ながら抜歯となりました。抜歯の際に、骨の吸収を抑えるためのソケットプリザベーション(骨補填材と人工膜)を行い、6ヶ月の治癒期間の後にインプラントを埋め込みました。

症例の詳細

  • 治療を始めたときの年齢:50歳
  • 主な訴え:右下の奥歯が何もしなくても痛い
  • 診断名:右下第2大臼歯 根尖性歯周炎(分岐部病変を併発)
  • 治療内容:抜歯・ソケットプリザベーション、6ヶ月後にインプラント埋入、被せ物(ジルコニア・スクリュー固定)
  • 治療期間:12ヶ月
  • 費用(税込):517,000円(ソケットプリザベーション 55,000円+インプラント埋入 275,000円+二次手術 110,000円+被せ物 77,000円)
  • 主なリスク・副作用:ソケットプリザベーションを行っても骨が完全に保たれるとは限らず、インプラント埋入時に骨が不足している場合にはGBRを併用することがあります。出血、腫れ、痛み、神経麻痺、被せ物の脱離や破折、インプラント体の破折、噛み合わせの違和感、インプラント周囲炎 等

 

この症例の詳しい写真は、症例ページでもご覧いただけます。

ソケットプリザベーション&インプラント症例

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6. 【症例2】GBRで骨を補ってインプラントへ

 

「左下に歯の移植かインプラントか相談したい」とご来院された方の症例です。

左下の奥歯を抜歯した後、骨が少ない部分があったため、GBR(骨造成)を行って骨を補い、インプラントを埋め込みました。骨ができていること、インプラントが骨としっかり結合していることを確認してから、被せ物を装着しています。

症例の詳細

  • 治療を始めたときの年齢:60歳
  • 主な訴え:左下に歯の移植かインプラントか相談したい
  • 既往歴:心疾患
  • 診断名:左下欠損
  • 治療内容:抜歯、GBR(骨造成)、インプラント埋入、被せ物(ジルコニア・スクリュー固定)
  • 治療期間:9ヶ月
  • 費用(税込):385,000円(症例ページ記載の治療費 350,000円〈税別〉を税込で表示)
  • 主なリスク・副作用:出血、腫れ、痛み、神経麻痺、被せ物の脱離や破折、インプラント体の破折、噛み合わせの違和感、インプラント周囲炎 等

 

この症例の詳しい写真は、症例ページでもご覧いただけます。

左下に歯の移植かインプラントか相談をしたい(インプラント症例)

7. 骨造成の費用・期間・リスク

 

費用(税込)

処置 費用(税込)
GBR(骨誘導再生法) 55,000円〜
サイナスリフト 110,000円〜

 

※インプラント本体などの費用は別にかかります。ソケットプリザベーションの費用は、症例1の場合で55,000円(税込)でした。

※インプラント1本あたりの費用の目安は、奥歯で484,000円〜、前歯で517,000円(税込)です。

期間

骨を増やす処置が必要な場合は、骨ができるまで待つ期間が加わるため、治療期間が長くなります。症例によって異なりますが、全体で9ヶ月〜1年ほどかかることもあります。

リスク・副作用

骨を増やす処置では、通常のインプラント手術と比べて、腫れや内出血が出やすくなることがあります。また、骨が思ったとおりにできない場合には、追加の処置が必要になることもあります。治療の前に、考えられるリスクについて丁寧にご説明します。

まとめ

 

「骨が足りない」と言われても、GBRやサイナスリフトなどで骨を補うことで、インプラント治療ができる場合があります。また、これから抜歯をする場合は、ソケットプリザベーションで骨が痩せるのを抑えておくことも選択肢の1つです。

骨の状態は、CTで詳しく調べてみないとわかりません。当院ではインプラントの無料相談を行っています。「ほかの歯医者で骨が足りないと言われた」「自分の骨の状態を知りたい」という方も、どうぞお気軽にご相談ください。

インプラント治療について(自由診療)

  • 費用(税込):1本あたり 奥歯 484,000円〜、前歯 517,000円(検査・診断料、埋入、アバットメント、被せ物の合計)。骨を増やす処置は別途(上記の表をご覧ください)
  • 治療期間:一般的に数ヶ月〜1年ほど(骨の状態や骨を増やす処置の有無によって異なります)
  • 主なリスク・副作用:手術後の痛み・腫れ(2〜7日程度)、出血、内出血、感染、インプラント周囲炎、骨と結合しない可能性、神経の損傷など。持病や喫煙によってリスクが高まることがあります。

 

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家族みんなのかかりつけの歯医者さん
たんぽぽ歯科・矯正歯科
院長:吉用 卓(よしもち たく)
国立大学 長崎大学歯学部出身
日本顎咬合学会認定医
福岡県北九州市小倉南区沼本町1丁目10-2
HP:https://www.tanpopo-kokura.jp
TEL:093-475-4182
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診療科目:一般歯科 口腔外科 小児歯科 矯正歯科
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